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ファイルパス

それでは,

% ls Enter 
と入力してみましょう。 ls とキーボードを叩きます。

この Enter ENTER は,「入力の一行分を入力し終ったゾ。」とコンピューター に教えることです。

現在いる場所ににあるファイルの一覧が次のように表示されたでしょう。 ls は「リスト」という ファイルの一覧を表示する命令です。

% ls
Mail     Wnn      include  man          tmp
News     bin      lib      public_html  xc.init
Note     docs     log      src

書式は,オンラインマニュアル(man ls)で確かめると
\begin{ChrScrn}{}
ls, dir, vdir - {\rm list contents of directories}
ls [-option] [{\it directory}\vert{\it file}] ....
</pre></blockquote>
<BR>
となっています。
ディレクトリの内容を表示する命令であることがわかります。
また,
<TT>[]</TT>は省略可能であることを示します。
<TT>|</TT> はどちらかです。
<IMG
 WIDTH= は続けて指定できることを示しています。 そのため,ls だけを実行すると, ディレクトリやファイルの指定も無しで実行したことになります。

ディレクトリは, 複数のファイルやディレクトリを格納しておくフォルダーのことです。 このディレクトリには,ディレクトリを格納できるわけですので, ディレクトリは,次の図のように 木構造きこうぞうという構造を形成しています。

\includegraphics{figs/directree.eps}
このlsに付けたオプションは,
-F ファイルの種類によって, ファイル名の後に実行ファイル *, ディレクトリ / , シンボリックリンク @ などを付ける。 -o と一緒に使ってもよいのです。
-Rディレクトリがあればその中まで表示する。
-S普通は名前でソートするが,ファイルの大きい順で表示する。
-a普通は .で始まる隠しファイルは表示しないが,すべて表示する。
-iファイルの i-ノードを表示する。
-lファイル名だけでなく,サイズや日付を加えて ロングフォーマットで表示する。
-oファイルの種類によって色別に表示する。
-rファイルの並べ方を逆順に表示する。
-sファイルの大きさを 1kbyte 単位で表示する。
-t日付の新しい順に表示する。今日は何をしたのか思い出すのに良いでしょう。
-1一行に1ファイルだけを表示する。

となっています。

.xinitrc* は実行可能ファイル,News/ はディレクトリであること がわかります。 ところで,./../という奇妙な名前のファイルが表示されています。

./ このディレクトリの情報を示すディレクトリエントリ(ファイル)
../ このディレクトリの1つ上のディレクトリを示すディレクトリエントリ
という意味を持っています。


\begin{ChrScrn}{}
{\bf\% ls -Foa Mail}
./ Eadbook aliases drafts/ replyfilter scancomp
../ HowtoMew context inbox/ scan.form showcomp
</pre></blockquote>
<BR>
では,<TT>Mail</TT>というディレクトリの内容を表示することになります。<TT>ls</TT> だけでは,今いるディレクトリの中身 <TT>.</TT> を表示するので,<TT>ls
.</TT> としたことと同じです。
</P>
</P><P>
それでは,<TT>docs</TT>というディレクトリを作成しましょう。
<BR>
<IMG
 WIDTH=[*]のように 1つの入口(標準入力),1つの出口(標準出力)と エラーを出力する口(標準エラー出力)を持っています。 通常, この口はキーボードという標準入力装置と 画面という標準出力装置につながっています。

UNIX ではこれらの装置はすべて「ファイル」と言われます。 画面などは「デバイス(装置)ファイル」です。 そして任意に入口や出口を別のファイルに接続することができます。 リダイレクションりだいれくしょんといいます。 これを 前の命令では, > first.txtとして first.txt という名前のディスクファイルに 標準出力を接続しました。 すると画面に出力する代わりに, first.txt というファイルに出力したことになります。

図: UNIX の入出力
\includegraphics{figs/redirect.eps}

そこで確かめてみましょう。
\begin{ChrScrn}{}
{\bf\% ls -a}
./ ../ first.txt renshu/
</pre></blockquote>
<BR>
を実行します。ファイル<TT>first.txt</TT>が作成されています。
cat というファイルの内容を出力する命令で内容を確かめると
<BR>
<IMG
 WIDTH=[*]にはファイルではないものも記入してあります。 これは次に説明します。

まず,ファイルを作りましょう。 cat をファイル名を指定せず使用すると キーボードが入力装置になります。
\begin{ChrScrn}{}
{\bf\% cat{\tt >} words}
dog
cat
mother
father
papa
mama
\ldots\ldots <- 適当な英単語を何個か入れてみましょう。\\
S.F.
(C-d)<--
</pre></blockquote>
<BR>
(C-d) <-- Ctrlを押しながらdを押す。
ファイルの終了には <TT>EOF</TT>ですが,
これを入力するためにには<TT><B>C-d</B></TT>を入力します。
</P>
</P><P>
ここで,よく,<A NAME=

C-(英文字)
という表現が出てきます。これは Ctrl を押しながら一緒に(英文字)を押すことを表します。 真中の`- 'は ``押しながら一緒に''を意味しています。 この他にM-(英文字)ESC (英文字)もありますが, 出てきた時に説明します。

今作ったwords というファイルを表示してみましょう。
\begin{ChrScrn}{}
{\bf\% cat words}
dog
cat
mother
\ldots
S.F.
</pre></blockquote>
<BR>
このファイルの文字数を調べるwcを用いると,
<BR>
<IMG
 WIDTH=[*]で示したうちのファイルでない別の命令に 出力や入力を接続する「パイプぱいぷ」という機能です。 命令という管を接続してその中を処理する内容(ファイル)を流すという意味で パイプと言われます。

命令sortにオプション-nをつけると数値で小さい順に表示します。
\begin{ChrScrn}{}
\% ps ax \vert sort -n
</pre></blockquote>
<BR>
</P>
</P><P>
命令grepは指定された文字列を含むもののみを表示します。
<BR>
<IMG
 WIDTH=[*]に示します。 これらの命令は必要な命令のすべてではありません。 端末で使用する昔からある命令の一部です。 後で述べるX Windowで使用する命令や 表計算,グラフ命令,文書成形命令は含めていません。

これらの命令の詳細な説明はmanで読むことができます。


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Kishimoto Ken
平成20年3月1日