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ファイルの移動,名前変更 mv

ファイルを移動する命令です。
mv [-option] [移動元file|directory] [移動先file|directory]
という書式を持っています。

このmvの主要なオプションは,次のようになっています。

-i 移動先に同じ名前があれば上書きうわがき(overwrite)するか どうか聞いてきます。yで上書きします。
-f すでに存在する移動先のパスを上書きする。 その際に ユーザーに問い合わせない。
-b ファイルを上書きする際にバックアップを作成する。
-u 移動先に同名ファイルがあり、それが同じか、より新し いタイムスタンプを持つ場合、ディレクトリ以外のもの ならば移動しない。
-v ファイルを移動するまえにファイル名を表示する。
この移動命令は,ファイル本体を移動するのではなく, ディレクトリの中の索引(エントリポイント)を一つだけ移動するので 移動するファイルの大きさによらず高速です。

この命令には引数の取り方によって3つの使い方があります。

  1. mv file1 file2
  2. mv file1 file2 ... direc
  3. mv direc1 direc2

最初の mv file1 file2はもっとも単純な使用方法です。 ファイルfile1をファイルfile2という名前で移動します。 つまり,ファイルの名前を変更することになります。 DOS では mvに対応する命令はなく, renという命令でしたが, UNIX では移動命令がファイル名変更に使用されます。 もし,ファイルfile2があれば,上書きされます。

次のmv file1 file2 ... direcは 複数のファイルfile1 file2を 同じ名前でdirecの中に移動します。

最後のmv -r direc1 direc2は,ディレクトリファイル direc1direc2の中に移動します。 ディレクトリファイルの名前の変更もしくは移動だけですので, direc1の中にあるファイルは移動しません。 そのため,高速な移動をしたように見えます。


Kishimoto Ken
平成20年3月1日