next up previous contents
Next: 新旧の差 Up: ファイル修正の履歴とバージョン管理rcs Previous: 使用前に

新しいファイルの保存

差分を取るファイルをf.cとすると, 保存はチェックイン命令ciを使用して % ci [option] f.cを実行します。 一番最初はリビジョンを 1.1 として,ディレクトリRCS に RCS ファイルを作成します。 optionを省略するとこの f.c は消去されて、RCSディレクトリに格納されます。 しかし,チェックアウト命令coを使用して元にもどります。 % co f.c 保存する時にロックを掛け % ci -l f.c 実行すると、RCSディレクトリに格納されますが、このファイルは消去されません。

始めて保存すると,
\begin{screen}
\begin{alltt}
\relax{} RCS/f.c,v <- f.c
 enter description, te...
...\underline{This is NOT the log message!}
 »
 \relax \end{alltt}\end{screen}
と表示されます。 この文書の説明を書けと言っています。

ここでは,プログラムの簡単な説明を»の後に 1行か2行で入れておきます。 例えば, » 熱電対の起電力換算プログラム
». そして,最後にピリオドだけを入力して説明の入力を終了します。

2回目以降ののチェックインでは,変更点を入力するだけになります。 例えば, » 使用範囲の警告が出るようにした。
». のようにです。

保存するたびにリビジョン番号は,1.2, 1.3, ... と大きくなってきます。

このプログラムを使用した時には それぞれのファイルは、その時点で完成したものにしておく必要があります。 完成した状態は、コンパイルしてエラーのでない状態、 LATEXでタイプセットできる状態などです。

以前、 このようなバージョン管理のプログラムがなかった時代には、 修正前の内容をコメントアウトしてプログラムや文章に残したままにしたり、 修正前の論理構造を記述したものを ソース中に入れるなどです。

これらは、文書やプログラムを甚だ読み難くするばかりではなく、 開発に対しては非効率的になり、時間の無駄になる場合があります。



Kishimoto Ken
平成20年3月1日