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文字やリージョンの削除・挿入

文字やリージョンの削除・移動は 表[*]と 表[*]に示します。


Emacs の文字削除・移動命令

height 1pt キー操作
動    作
C-d ポイントの1文字を削除
BS,DEL ポイント前の1文字を削除
C-k ポイントから行の後の部分を削除(line-kill)
C-w リージョンを削除してペーストバッファに入れる
ESC w リージョンをペーストバッファにコピーする
C-y ペーストバッファからバッファにコピーする(yank)
C-t ポイントの文字とその前の文字を交換
M-t, ESC t ポイントの単語とその前の文字を交換
C-x t ポイントの行とその前の行を交換
C-x u アンドゥ

height 1pt
 


表: Emacs の文字やリージョンの削除・移動命令

height 1pt キー操作
動    作
C-[SPC] 移動 C-w リージョン削除
C-[SPC] 移動 M-w リージョンコピー
C-y リージョンペースト
C-w 移動 C-y リージョン移動
C-x r k 矩形領域を削除して矩形ペーストバッファに入れる
C-x r y 矩形ペーストバッファから現在のポイント位置に挿入
C-x r r [a-z] 矩形領域をレジスタバッファにコピーする
C-x g [a-z] レジスタバッファから現在のポイント位置に挿入

図: Emacs の文字やリージョンの削除・移動命令
\includegraphics[width=60mm]{figs/region-op.eps} \includegraphics[width=60mm]{figs/recregion-op.eps}

この操作を図にまとめると,図[*]のようになります。 左側は,通常のリージョン操作です。 右側は,矩形(長方形)領域の操作になります。 この,矩形(長方形)領域では,2つの操作方法があります。 1つは,ペーストバッファ (Windows ではクリップボードといわれていた場所)を用いて, 長方形領域を操作します。 もう1つは,レジスタバッファを用いるものです。 レジスタバッファには, アルファベット1文字の名前が付いています。 C-x r r s とすると,s という名前のレジスタに格納されます。 このレジスタからペーストする時は,C-x g s となります。

まずいくつか文字を入力して,消去,挿入を自分で学習しましょう。 ここでは,リージョン移動の例をあげます。 英数字、記号などの通常の図形文字を入力した場合は 入力文字変換(ローマ字仮名変換)されて入力されます。
フェンスモードでは、 図形文字入力とフェンスモード編集コマンドによる 編集のみが行なえます。
その他に、 フェンスモードでは以下の編集コマンドが使用できます。 を行を入れ換えて フェンスモードでは、 図形文字入力とフェンスモード編集コマンドによる 編集のみが行なえます。
英数字、記号などの通常の図形文字を入力した場合は 入力文字変換(ローマ字仮名変換)されて入力されます。
その他に、 フェンスモードでは以下の編集コマンドが使用できます。 のようにするには,3行めの先頭の [フェンスモードでは][フ]にカーソルを持ってきて, C-@でマークを付けます。 つづいてカーソルを動かして, 4行めの先頭の[その他][そ]にカーソルを持って行きます。 リージョンは [フェンスモードでは$\cdots\cdots$れます。]となりました。

ここで,C-wを押すと,このリージョンは削除されます。 [英数字]の [英]にカーソルを持ってきて,C-y を 押すと削除した文が挿入されて目的の文章になります。 C-wの代わりにESC wを用いるとリージョンを重複させることができ ます。

Emacs のファイル操作 また,この他にEmacs では多くのコマンドが用意されています。その一部 で覚えておきたいものの内,表[*]に重要なものを示します。


表: Emacs のファイル・ディレクトリ操作
キー操作 動    作
C-x d Dired モードでディレクトリ操作
C-x C-f ファイルをオープン
C-x s 未保存のバッファを問い合わせ付でセーブ
C-x C-s バッファをセーブ
C-x C-w 別名でバッファをセーブ
C-x k バッファを消去する(ディスクから消えるわけではない)
C-h i Emacs-info の開始
C-x C-c Emacs を終了する


表: Emacs の文字検索操作
キー操作 動    作
C-r Isearch:に検索文字を入力して,前方検索する。
C-s Isearch:に検索文字を入力して,後方検索する。
C-s C-s 前の検索を後方に再度検索する。
C-r C-r 前の検索を後方に再度検索する。
C-s C-w ポイントのある場所の文字列を検索文字に指定する
C-s C-w C-w 検索文字をさらに取り込む
ESC C-s Isearch:に検索文字を入力して,正規表現で検索する。

新しいファイルを作成する場合には, C-x C-f(M-x find file) を実行して これから作成しようとするファイル名を使用して 新規ファイルをオープンします。

Emacs のキーボードマクロ 同じ操作を何回も行う必要がある場合には, 一連のキーボード操作を記憶させます。 次のような操作を行うとしましょう。

行頭から4文字目から文字8文字をその行の末尾の2文字前に移動する。 そして次の行に移る。
これは,
C-a ESC 4 C-f C-@ ESC 8 C-f C-w C-e ESC 2 C-b C-y C-n
ですね。もっと分かりやすく書きましょう。
行頭から(C-a) 4文字目(ESC 4 C-f)から8文字(ESC 8 C-f)を取り込んで(C-w) その行の末尾にゆき(C-e)2文字前に移動して(ESC 2 C-b), 取り込んだ文字をペーストして(C-y) 次の行に移る(C-n)。
となります。 これを記憶させるためには,C-x ( とします。Defining kbd macro と表示されて記録が始まったことを知らせてくれます。 そこで,一連の操作を入力して,最後にC-x )を入力します。 Keyboard macro Definedとなり,記録完了です。 これを使うにはC-x eで一気にその動作を行います。 表[*]にこの操作で用いたキーをまとめました。


表: Emacs での連続操作
キー操作 動    作
C-x ( キーボードマクロ記録開始。
C-x ) キーボードマクロ記録終了。
C-x e キーボードマクロ実行。
ESC 数字 次のコマンドを[数字]回連続実行

Emacs のウィンドー操作

Emacs ではウィンドーを左右・もしくは上下に分けて作業することができます。 長いファイルの2つの場所を見ながら編集したり, 2つのファイルを比較する時に便利です。

表: Emacs でウィンドー操作
キー操作 動    作
C-x 0 ポイントのあるウィンドを隠す。
C-x 1 ポイントのあるウィンドを残して他のウィンドを隠す。
C-x 2 現在のウィンドーを上下に分割する。
C-x 3 現在のウィンドーを左右に分割する。
C-x 5 2 新しいフレームを作成する。
C-x 5 0 ポイントのあるウィンドを消去する。

などなどです。まだまだあります。多くは info で見ることがで きますが, 是非自分用のマニュアルを用意して下さい。

Emacsでは,以上のようにいつでも実行できる命令と, メジャーモードめじゃーもーどと言われる特定のモードで のみ実行できる命令があります。

C言語のプログラムの編集には C++-mode, Fortran言語のプログラムの編集には fortran-mode, LaTeX の編集には yatex-mode モードなどです。

このモードの内,頻度の高いモードを示します。 1つはディレクトリの操作を行うdiredモードであり, もう1つはテキストモードです。 テキストモードはM-x text-modeで移行できます。 単純なモードですが,そのまま表示や印刷するとき, 文字列を中心寄せしたり,指定した長さに 行を区切ったりできます。また,英単語のスペルチェックも可能になっています。

これらのモードでどんなキー操作ができるかは,C-h b で知ることができます。

Emacs の補完機能を利用する

Emacs の検索置換


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Kishimoto Ken
平成20年3月1日