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化学発光分析法(Chemiluminescence Method)

化学発光とは、何らかの化学反応に伴って生じた励起分子が、 光子を放出する現象である。 熱を伴わない発光であり、 高速な応答性、微量成分でも検出できる選択性に優れる方法である。 化学反応が起ると 関与した分子を電子的に励起する。 この分子が通常の基底状態に戻るとき その分子に特有な波長の光を出す。 これが化学発光(ケミルミ)である。 ホタルの発光としてルシフェラーゼの作用で 励起した酸化ルシフェリンを作りこれが発光する現象もケミルミである。

化学発光を利用した環境分析計として用いられている例として

  1. NOとO$_3$の反応
  2. O$_3$とC$_2$H$_4$、i-C$_4$H$_8$の反応
  3. 炎中での硫黄化合物の熱分解→硫黄フレーム分析
  4. 炎中での有機リン化合物の熱分解→リンフレーム分析
  5. ヘモグロビン検出のルミノール反応
などがある。 この分光法には、 水素-空気火炎などの中で熱的に励起された原子や分子からの光を検出する 炎光光度分析 、 スパークやグロー放電などで励起した極めて短い時間の発光を利用する 発光光度分析 がある。



Ken Kishimoto 2014-06-02