next up previous contents index
Next: カスケード型 Up: AD変換器と構造 Previous: インターポーレーション型   目次   索引

パイプライン型

パイプライン(pipeline)型A-Dコンバータは フラッシュ方式並列型A-Dコンバータと異なり、 AD変換をビット数分のステージに分けて行う。 この方式は、$n$ビットずつのAD変換をした逐次比較の機能を バケツ・リレーのようにシリアルに接続した パイプラインで行う。 各ステージは1ないし2ビットである。 各ステージユニットに $n$ビットADコンバータ、 $n$ビットDAコンバータ、 残差アンプ、 サンプル&ホールド回路 を構成要素とし、 最上位ビット(MSB)から最下位ビット(LSB)まで、 各ステージの残差を下位に送りながら順番にAD変換を行う。 アナログサンプルは、LSBまでAD変換が完了し、 データが決定するまでにパイプライン・ステージ数だけ クロック数が必要(レイテンシが長い)であり、 1つのデータについてみた変換時間は長いが パイプラインで処理されるので この時間は入力から出力までの遅れ(レイテント)となるが、 連続するサンプルの変換時間(スループット)は1クロックとなる。

図 4.16: パイプライン型AD
\includegraphics[scale=0.85]{Figs/pipelineAD}


Ken Kishimoto 2014-06-02