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ドリフトノイズ

半導体を用いた電子回路では,自己発熱によって特性を変えたり,半導体中の未 拡散物質の拡散が進行することで調整した値から非常に緩慢に信号が変化するこ とがよくある。これをドリフトという。多くの高級計測器ではこの変化に対して 自動的に回路的で補正をすることも行われる。簡単な方法として機器を バーニングという方法で製造直後の製品に通電して初期不良を除くことが行われ たり、 使用前にウォーミングアップすることでこの誤差(雑音)を低減する。 これによってドリフトノイズは改善されることが多い。 しかし、余りにもひどいドリフトでは電子回路のパーツを変更する事になる。 特に、 配線間容量、 高インピーダンスに接続されたコンデンサなどの 容量性のある回路パターンや 熱容量の大きなデバイスの側に温度係数の大きな素子が置かれていたり、 化学吸着を用いるガス分析器や 温度センサからの入力に大型の端子台を用いたケースなどがあると 特定の条件下では時間経過とともに大きなドリフトを持つ場合もある。



Ken Kishimoto 2014-06-02