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熱雑音

熱雑音は発見者の名前によって Johnson雑音と言われる。原子や電子の熱運動に 伴う不均一性が原因となる。理論的な純抵抗から発生する実効雑音電圧は流れる 電流によらず、

\begin{displaymath}
e_n/\sqrt{B}=\sqrt{4kTR} =
1.3\times10^{-10}\sqrt{R}\hspace{2em}\mbox{V}_{\mbox{\footnotesize rms}}\sqrt{\mbox{Hz}}
\end{displaymath} (4.5)

で示される。ここで、$k$:ボルツマン定数(1.38 $\times 10^{-23}$J/K),$T$:絶対 温度K,$B$:測定周波数帯域幅 Hz,$R$:抵抗値である。通常,この雑音はエル ゴート性の雑音の内で最小の雑音であるので、測定した雑音がこの熱雑音値より も大きければ、予測できない雑音を拾っていると考えた方がよい。



Ken Kishimoto 2014-06-02