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乾湿球湿度計

この計測方法は電子的ではないのが湿度の標準計測方法として 利用できる。

蒸発熱を利用するものの代表は乾湿球温度計であり, 乾球が周囲と同じ 温度で平衡になることに対して 湿球は蒸発(周囲への物質伝達)に伴った熱放出 と 熱伝達による流入熱がバランスした温度で平衡に達する。 この湿球温度は 相対湿度が100% 以下の不飽和水蒸気の空気中では乾球温度よりも低く, 乾湿球温度差は 物質伝達量すなわち相対湿度の関数であることを利用した湿度検出方式である。

二つの温度計の一方を測定する空気中に(乾球),片方は測温部を常に濡らしてお く(湿球)。湿球では,

\begin{displaymath}
蒸発量 \times 蒸発潜熱 = (空気温度 - 湿球温度) \times 伝熱率
\end{displaymath}

が成立するため, 乾球温度,湿球温度を測定することで 蒸発量に関係する相対湿度を計測することができる。 この湿球温度は 乾燥空気中で水分が断熱状態で蒸発したときに到達する温度である 断熱飽和温度に非常に近くなる。



Ken Kishimoto 平成19年3月18日