図3.24-(C)は
セラミック板の上に金属薄膜を蒸着して電極とし
セラミック板の湿度による電気抵抗を測定するものである。
図3.26にその特性の一例を示す。
この抵抗値は,
高分子型のセンサの場合は
50Hz〜10
Hzではほとんど周波数特性を持たない。
そのため,
直流インピーダンスを測定するよりも,
1kHz 程度の交流インピーダンスを測定する方が安定した測定が可能である。
それに,
時変化を最小にして,
センサの寿命を伸ばすためにも
このセンサは必ず交流で駆動する必要がある。
このセンサの 原理は 焼結した金属酸化物のもつ表面の細孔に水分子を付着させ 電気抵抗値が変化することを利用している。 そのため, 加熱して付着した水分子をクリーニングするリフレッシュという動作 もしくは 母材に水分子を拡散させて表面の状態をきれいにしておく作用 を持った構造になっている。 後者はノンリフレッシュタイプと言われ, 使用する場合には加熱回路が不用となるために 駆動回路は簡単となる反面,経時変化が大きくなる傾向があるが 最近はもっと改良が進んでおり, 通常の生活環境での劣化は極めて小さくなっている。
また,
図3.26に特性の示すように,
温度依存性が強いためB=4000 程度のNTC サーミスタと併用して
温度補償を行い,
湿度に対しては,
指数関数的に電気抵抗値が変化するので,
センサ回路では logダイオードを用いる対数圧縮などの方法を利用して
リニアライズする。