PSDは Position Sensitive Device の略であり、 位置検出を行うデバイスである。
PSD は図3.39 に示すように、
シリコンの表面からP層,I層,N層 の3つの層でできている光起電素子である。
図のように PSD にスポット光(たとえばスリットを通過した太陽光)が入射する
と、
入射位置には光エネルギーに比例した電荷が発生する。
発生した電荷は光電流として均一な比抵抗値をもつ抵抗層(P層)を通って
電極から出て行く。
抵抗層(P層)は均一な抵抗値をもつため、
光電流量は電極までの距離(抵抗値)に逆比例して分割されたものとなる。
この電流を測ることで位置の検出ができる。
2つの端子から光電流を
とすると、
PSDの幅を2Lとして
PSD素子には、1次元と2次元があり、1次元には円周に配置された角度センサとなっ ているものもある。 信号としてパルスでセンシングするAC駆動 とDC駆動がある。スポット光が1つの場合を意図して設計されているため、複数 の光が入射したり、画像が結像した場合には、表面で生成される光電子の量の分 布の重心位置が出力される。 2004年の時点では、SHARP, HAMAMATSU が主なメーカーであり、距離センサ、位 置検出、角度検出センサなどがある。