圧力ピックアップには、 薄抵抗ゲージ式、 半導体ストレインゲージ式、 ピエゾ圧電式、 光ファイバー式等がある。 また、 高分子厚膜フィルム(PTS)デバイスの一つで、加える圧力の増加に伴って、電気 的抵抗値が減少する特性をもつフィルム状の感圧センサもある。
ここでは,プロセスや圧力変動に使用される ひずみゲージ式圧力計と半導体圧力計を扱う。
半導体のセンサの基本構造は[8] 図3.45に示す形をしており, 熱ひずみの少ないガラス基板の上に, エッチングで薄くダイアフラム構造に加工した部分を持つ シリコンの単結晶を用いてセンサを構成する。
このダイアフラム構造は,圧力をかけると シリコンの弾性範囲内で変形するので, ダイアフラム上に ゲージセンサを半導体技術で形成しておく。 このシリコン結晶の上にはセンサだけではなく, 小規模のトランジスタで構成されたアンプと 印加電圧のレギュレータ,温度補償回路を載せる。
こうして,図3.46のように 複数の抵抗センサでホイートストンブリッジ回路を作り, 圧力をひずみとして検出する。 ひずみは極めて小さな範囲を扱うため, 通常,圧力と出力電位は線形の関係を持つことが多い。
半導体ゲージは出力が大きいが温度係数の大きく, 抵抗ゲージでは出力が小さいが,温度係数が小さいという傾向があるため, 温度変動が予想される部分の圧力計測には抵抗型のひずみゲージ式が, 大きな出力を期待する時には半導体圧力センサが用いられる。
機械式の差圧センサに対して, 検出部分の質量が小さいので,応答性が極めてよいという特性を持つ。