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Kishimoto
西暦 200X年 からのメール Vol 1 From: "Mitsui"
Date: Sun, 2 Aug 1998 18:01:36 +0900
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200X年 6月15日 晴れ
今年も我家の与論行きの日が来た。
私以外の家族は1ヶ月後に飛行機で出発する。私は愛車の4WDを与論
に持ち込むために船で行く。2泊3日の船旅が終わる頃には与論も梅雨
明けしていることだろう。
ずっとずっと夢だった船舶を与論に置くことが実現したのが2年前。やっと
こさ手に入れた小さなモーターボートである。トレーラーパッケージといっ
て台車に載せてクルマで引っ張る。
私がこれに決めたのは与論で暮らす3ヶ月間はいいとして、大阪に帰った
9ヶ月間のためである。台風はもちろん、海は時に猛威の牙を剥く。
そんな海岸沿いに9ヶ月間も放置したまま地元に帰れない。
昨年、新しい立派なヨットハーバーが完成したがロープの点検を他人に
任せるわけにはいかない。それどころか巨大な台風を前にして小さな島
の立派なヨットハーバーがどれほどの信用があるのか。とても無け無しの
金を叩いた我が財産を置いておけない。
そんなわけで、とある民宿の庭先を拝借することにしたのである。
この民宿は海岸から500メートル、海抜50メートルほどの奥まった場所に
ある。回りはサトウキビ畑に囲まれているので風もたいして吹き込まない。
2年前、初めて置いてかえった時にはシートをボートに被せておいた。
灼熱の太陽と雨ざらしでシートは1シーズンでボロボロ。
見かねた民宿のおやじさんが「トタン張りの屋根を作って上げよう」という。
しかしそんな「甘え」に寄り添うわけにもいかず今回、自分で艇庫を建てる
ことにした。
愛車には毎年の「僕」としてパソコン、ダイビングフルセット、釣り具など
が積んである。ことしは、ノコギリ、カナヅチ、、、などが同行することとなった。